8月の終わる頃
心にへばりついている
磨りガラスできた
薄い壁
そのなかで
泳ぐ魚は
息苦しい
いつまでも
壊せないで
いるのなら
叩き割って
ガラスを
粉々にして
その壁から
今すぐにでも
出てきてほしい
できないという
思い込み
それが
あなたを
苦しめるのなら
8月が終わりに
近づけば
雲は
様相変えるのに
いそがしく
魚なんて
みていない
なにも
変わらない
波にさらわれるのを
待っているのなら
8月がもう終わる
8月がもう終わる
素足で
踏み出すとき
あなたを
支えてくれるのは
白い砂浜
人けのない海
新しい明日
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