風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

8月の終わる頃


心にへばりついている


磨りガラスできた


薄い壁



そのなかで


泳ぐ魚は


息苦しい


いつまでも


壊せないで



いるのなら


叩き割って



ガラスを



粉々にして




その壁から


今すぐにでも


出てきてほしい


できないという


思い込み


それが


あなたを


苦しめるのなら


8月が終わりに


近づけば


雲は


様相変えるのに


いそがしく


魚なんて


みていない


なにも


変わらない



波にさらわれるのを


待っているのなら



8月がもう終わる


8月がもう終わる


素足で


踏み出すとき


あなたを


支えてくれるのは


白い砂浜


人けのない海


新しい明日