風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

夜にかかる虹

誰もが信じていない


夜に虹がかかるなんて


現実を


知りつくして


夢が狼狽える


はかない街は


人工の輝きを増して


洗脳で


埋め尽くされた


ビルの吐息に


ひとが消えていく


夢は


どこにあるの


見失った


悲しみの果ての


夜の空に


虹がかかる


涙の奥に


優しさと


ぬくもりを


届けに


あなたのもとへ