風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

セミ


向日葵が


にょきにょき


伸びて


太陽の下



人を


見下ろしている


ブルーの空


入道雲


熱い砂浜


波の音


マスクの


口元は


汗だくで


息さえも


苦しい


蝉の


鳴き声


癒しの


音色だ


暑さが


和らいでいく


蝉は


生きている


緊縛の


この


パンデミックの


世の中も


知らずに


ミンミンと


蝉は


泣き続ける


7日間の


寿命も


知らずに


現在を


精一杯


声を


振り絞り


泣き続ける