風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

中秋の名月



長雨では


なかった


その日は


額に


汗をかく程の


晴れ渡る空


日が落ちるころ


まん丸


お月さまは


空に


くっきりと



浮かんで


その姿に


見惚れていた


彼岸と


重なったから


お団子は


用意しなかった


大きな満月


フルムーン


月が


笑いかけて


くれる


ようだった


すべてを


見守り


すべてを


つつんで


くれるようで


星空に


浮かぶ月に


私は


手をあわせた


コロナ渦で


辛かったから


月に会えて


よかった


私は


嬉しかった


中秋の


名月の日


虫の声さえ


優しい


音色に


感じた