風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

振り向いてくれない


冬の海


荒々しい波


寒々とした


水飛沫


沖から


海を


眺めていた


夕日が


沈んでいく


今年の


闇が


波とともに


流されて


いくようだった


誰も


気づいては


くれなかった



誰も


振り向いて


くれない


スルーされて


こころ


海に


沈んだ


誰も振り向いて


くれない


過去も


未来も


それは


夢 夢 夢


現実しか


見えない


今を


生きる


夕日が


目に


眩しい


冬の海


あなたは


振り向いて


くれない


あなたは


そこにも


ここにも


どこにもいない


波は


答える


寂しさを


淡々に


告げる


誰も


振り向いては


くれない


孤独の


冬は


セツナイ


冬の海は


悲しい