風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

空洞


雨降る日


ビニール傘の


波が


ゆらゆらと


ゆっくりと


押し寄せてくる


すれ違う


人の


ココロは


ポッカリと


大きな穴


あいたままだ


街は


都会の空洞


雨で


埋めても



それは


埋め尽くせない


小さな


ため息


傘の波に


押しつぶされて


アスファルトに


消える