風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

境界線

ずっと


言いたかった


叫びたかった


言葉が


喉に


ひっかかって


言いたいことが


言えなかった



我慢していたら


相手は


どんどん


境界線を


踏み越えて



ココロの


すきまに



入り込んでくる


我慢は


限界に達して


苦しみは



日に日に



増大していく


ある日


喉の奥から


言葉が


自然に


溢れ落ちたんだ


そうしたら


ココロが


スッキリして


憑き物が



落ちたようだ


相手を


怒らせたかも


しれないけれど


境界線を


引けたんだ


人との


境界線は


いつだって


引いていたい


たった一言が


言えたなら



幸せの道へと


通じていく