風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

都会の涙


星の階段を


のぼり


行き場のない


悲しみが


ビルの


果てまで


連れていく


そびえたつ


高飛車に


見えるビルと


光を


まとった都会


心の奥で


私は


会話する


なにも


返事は


かえって


こなかった


既読スルーの


ラインのよう


ただ


泣いているのは


わかっていた


光のなかに


誰かの


涙を


ひろい


あつめて


悲しい


ココロを


都会は


既読していた