風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

三日月


感情が


揺れ動いていた


忙しさに


まぎれて


夜空で


叫びたかった


私はいま


なにをしているんだろう


私は


誰かを


傷つけていたのだろうか


自分が


虚しかった


私は


私を愛し


私は


私しか


愛せない


三日月は


細い目で


私を


見ていた


睨みつける


わけでもなく


微笑みかける


わけでもなく


三日月は


教えては


くれない


答えを


見いだせるのは


私しかいなかった


私は


三日月を


見ていた


三日月の


そばには


星が


輝いて


寄り添っていた


目をつむり


夜空


眺めた


心の


扉を


開けてみた


月の


扉に


寄り添って


私が


私を


導くために


長いトンネルの


果ての果てには


未来の


私がいた