風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

居場所



午後の


秋の


街の


カフェで


一息ついて


コーヒーを


飲もうと思い


店に


立ち寄る


どこも


満席で


席がない


思いつく


店を


探し続けた


私の


居場所がない


私の


居場所は


どこにもない


ここにもない


人に


裏切られて


大切だった


居場所が


いくつも


同時に


なくなった


秋の


季節感に



流されて


孤独に


浸ろうと


していた


模索していた


人に尽くしても


何故


疎んじられるのか


どこにも


居場所がない


仮面をかぶり


世の中を


渡り歩く


表面的に


笑顔を


装う


自分を


見破られたのかな


そうしなければ


渡りあるけなかったから


ある意味


仕方がない


落ち葉が


涙のように


風に


舞い散る


晩秋の


寂しさを


味わう


居場所を


彷徨いながら