風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

ゆかり



名前を


呼んだ


名前を


呼び続けた


落ち葉の中に


隠れて


眠っているのかも


しれない


手のひらの


落ち葉


すくって


戯れていた


名前を


呼んだ


幻影で


よいから


姿を


見せてほしい


夢の中で


よいから


笑顔を


見せてほしい


遠い日の



思い出が


夕日に滲む


ある日


空へと


旅立った


消えた


姿を


追い求めながら


名前を


呼んだ