風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

黒い桜



桜咲く


季節


黒いつぼみが


泣いていた


10年間


卒業式に


満開を


迎えた


はずなのに


枯れ木のようだ


人々の


小言や


憤りや


怒りを


溜め込んで


咲かなかったに


違いない


好き勝手な


人々に


反抗して


咲かなかったに


違いない


遠い昔の


写真の


アルバムの


入学式に


桜の


花が


咲いていた


新しい


門出を


迎える


純真な


子供たちに


無垢な


子供たちの


ために


桜は


咲くと



決意したのかも


しれない


子供は


汚れのない


天使みたいな


存在だから


桜は


そういう子が


好きなのだろう


お金の

事を

考えると

気持ちが鬱ぐ

事もある


お金には

人の

執着や

念が 

たっぷり

込められている



お金が

なければ

世の中は

生きて

いけない


お金は

思い通りには

ならないけれど


人の心は

お金では

買えない

深い

価値がある


お金など

ただの

紙キレなのに


失うと


腹が立つ

紙キレなのだ

四季がない


急に


寒々としてきた


つい10日前


季節はずれの


30度


超えていて


汗をかいた


最近は


日本の


四季を


感じない


いきなり


暑くなり


いきなり


寒くなる


温度差に


身体も


ついてゆけない


春夏秋冬は


何処へ


消えたのだろう


10月に


彼岸花が


咲いていた


紅葉も


今年は


期待できないだろう


亀虫や


蛾が


大量発生したり


蚊が


異常に


人間の


血を吸ったり


人間だけでなく


生きとし


生きるもの


みな


苦しんで


いるんだ


熊が


餌を


求めて


街に


出没したり


何かが


狂い出している


地球温暖化で


インフルも


流行し


咳止めも


不足


コロナから


何かが


変わったのだ


自分で


自分を


護る事を


大切に


しなければ


いけない