風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

夕宵


350mlの缶酎ハイの


空き缶


足で転がす



日が暮れても


ヒグラシの音


風鈴のなかで


こぼれ落ちる


夕宵で


酔って


ふらふら


蛾が飛び交う


信号機が


青く光って


サンダルに


短パンの


名もなき自分を


空に飛ばそう


空き缶よりも


思い心かかえて


明日のことさえ


わからない


それでも生きる


夕宵に



唄いながら