風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

冬の空


冬の空は


セツナイ


細い枝


折れそうな心


雪が


降りてきそうな


モスグレーの空


冬の空は


悲しい


冬至が過ぎて


日が延びたけれど


心が


晴れる日は


いつなのだろう


誰かを


思うたびに


別れが


怖くなるのは


何故なのだろう


鳥の群れに


一羽だけ


追いつけない鳥


必死に


群れのなかへ


ついていこうと


空を


舞っていた


寂しいから


誰かを思う


弱い心


今だけは


許してほしい


冬の空は



せつない