風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

紫陽花な頃に


6月


半年過ぎた


コロナが


なければ


別れなくてすんだ


コロナが


なければ


こんなはずじゃ

なかった


コロナが憎い


紫陽花は


淡々と


色鮮やかに


咲いている


コロナが


なければ


優しくなれた


コロナが


なければ


行きたい場所に


行けた


コロナが


人の


ココロ


崩壊させた


コロナのせいで


涙する人に


紫陽花は


何かを


語りかけるのか


コロナは


人の


ココロに


ナイフを


入れて


人を


破壊させた


コロナが


なければ


別れなくて


すんだ


ムラサキの


紫陽花に


ひとすじの


雨の


しずくが


悲しみを


流していく


コロナさえ


なければ