風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

Blue water

波の音


忘れたわけでは

なかったのだけれど


耳もとで感じているのは

蒼い海のつぶやき



白い雲は


空を泳いで


夏の知らせを

すりこんでいく




カレンダーの


数字の一文字


8

8

8


知らず

知らずのうちに



流されて





夏の途中を


彷徨っている



蝉の嘆き



素直に


受けとめて


しまいましょう



知らず


知らずのうちに


モクモクと生きる


入道雲に圧され



垣間見る


ラピスラズリの

空の色




自然が無情に

流れて



見失う心を


埋めてゆくのは



Bluewater


あなただけ