風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

秋のプリズム


季節は


移り変わり


秋の音色は


心地よくて


草影では


虫が鳴き


新月が


涙のなかで


揺れている


雨あがりの


水溜まりは


ビルの


illuminationに


照らされて


奇跡の



プリズムが


放射状に


光をあつめて


渦をまく


孤独の淵に


浮かびあがる


新月は


光を


受けとめて


孤独な


誰かの


涙を


虹色に


溶かしていく