風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

キンモクセイ


ポツリと


下を向き


歩いていた


どこからか


芳香な


匂い漂う


懐かしい


かほりがして


息を吸った



立ち止まれば


そこには


だいだい色の


キンモクセイ


小花の


集合体が


支えあって


咲いている



コロナ渦の


私たちの


ココロ


和ませて


くれて


いるのだろう


空が


薄紅いろに


染まるころ



キンモクセイ


優しさの


香りが語る


乗り越えてゆけると