風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

木枯らし


木枯らしが


吹きました


冷たい朝が


きました


身が


震える


思いが


しました


木枯らしが


吹きました


枯れ葉が


死にました


からからと


音たてて


道端に


転がって


石だたみを


塞いで


いきました


木枯らしが


吹きました


何もかも


無情でした


何もかも


信じられなく


なりました


木枯らしが


吹きました


風当たりが


強くなりました


ひとりぼっちに


なりました


風に


流されながら


ゆがんだ



町をみつめて


呆然と


立ち尽くして


いました


木枯らしが


吹きました


空虚な心が


泣いていました