風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

レンズ



レンズに映る


夜景のなかの


ひかりを


あつめて


ビルが


喚く


剥き出しの


コンクリート


鉄骨に


かぶせた


余所余所しい顔


それが


ビルの


正体なんて


突き詰めて


考えたら


手ぶれが


おきたのだ


歪む都会


SUNAOなんて


ありえない


puaなんて


ありえません


帽子かぶって


ねこが


鳴く


網のない目が


レンズから


むき出しだ


白い素足なんて


品のよい


ものじゃない