風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

般若の面


或る日


その男性を


思い浮かべて


みたら


私がはっきり



見えたのは


角を生やして


強もての



般若の面が


浮かんできた


どす黒い色の



その般若の面とは


嫉妬に狂ったり


執念や怒りの


女の形相を


表している


その男性は


数々の



女性を裏切り


女性を



悲しませて


裏切られた



女性の



嫉妬や


執念が


びっしりと


体内に


こびり


ついていると


感じた



そして



女性を騙したり



嘘をつく


裏切りの行為


そのものが



真っ黒い



念となり



やがては


その男性の


体を蝕んで



病を


引き起こすことを


彼は



知らない