風信子のポエム

詩あわせで、しあわせな毎日を

悲しみが揺れる



紫陽花


雨つぶの


ひかりが


こぼれ落ちてくる


コロナ後で


何が


起きているのか


はかり知れない


悲しみに


暮れる


知人の


親達


子供が


若い命


自ら


落としていった


仕事の悩みか


イジメか


もみ消しに


されてく


社会の


憤り


コロナ後の


心のケア


コロナの


3年間は


短くて


長い


だるい


何もやる気が


起きない


周りが


気づいてほしい


家族の


心の


変化を


失った人は


二度と


帰らない


子供に


先立たれるほど


親として


苦しく



悲しい事などない

大根おろし



ぽっちゃりと

白い

白い大根


外側の

固い皮を

ピューラーで

向いて 


透明の

プラスチックの

おろし器で



ゴシゴシと

おろす


みずみずしい泡と

とろみのある

溶けた

かき氷のような


柔らかさが


プラスチックの

器のなかに

ひろがってゆく


カツオの

たたきに

かければ

生臭さが消えるし


胡瓜と玉ねぎと

大根の

千切りを

水に浸すと

玉ねぎの

苦味が

消える


大根に

含まれる


ジアスターゼは

胃の

消化を助ける




大根のような

人が

いるのなら

周りを

和ませて

人を

癒すのだろ



そして

地球が

大根おろし

だったら




怒りも

悲しみも 

争いも

戦いも

恨みもない


優しさに

包まれる

世界に

なるだろう

何もかも




5月の海


太陽を


浴びて


キラキラ

輝いている


眩しい


ひかりが


波に


反射する


グリーンフィールドの


街から


渋滞で


何時間も


かけて


辿りついた


海見つめれば



言葉などない


ただ


ただ


感謝と


涙が


溢れてくる


生きていて


よかったと