風信子のポエムの新着ブログ記事
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蛙の子は 蛙の子 しょせん 期待なんて していない ひとは 土にかえる ひとは 故郷にかえる 自分の 一日を ふりかえる ふりかえれば 何かが 見えてくるのか? かえる家が あるから 家にかえる ときには 人生 ひっくりかえる ことだってある 気楽な気持ちで カエル泳ぎ しながら この世を 生きよう
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道路に へばりついた落葉 タイヤの跡 車の窓には 雨粒と いくつもの光 明日は 雨かな? 晴れるかな? 明日は たぶん 晴れるよ ミラーに 虹色の傘が 揺れているから 明日は 君の心も 晴れるよ
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三日月は 涙する 私のために 赤い ケイトウが ツタの葉に 絡まるころ 紫と オレンジの ハロウィンは ガラスのなかに 封じ込まれていく 秋の季節だけが 心を許せる 同じパターン 繰り返す 始まりが あれば 終わりがくる 気持ちに 蓋をする 平常心な ふりをして coolに その場を 立ち去る あ... 続きをみる
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チクチク 心に 針がさされて チクチク 一言で 心が乱れる チクチク 小言に疲れ チクチク 仕事が終わる チクチク 一日が ほどければ チクチク 心のひだを 縫いなおす チクチク 今日が終わり チクチク 明日が はじまる
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終わりのない街 光は 絶え間なく 降り注ぐ パズルを つなぎ あわせるため パーツを さがしに ひとは そこへ向かう 光のなかで つながっていけば ひとは 夢を見れる ブルー色の街が 優しく 月を照らす 心の扉を 開いたなら 星の声が 聞こえてくる
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寂しくなるたびに 炭酸が シュワシュワ 音をたてる 氷のはいった グラスについた 水滴とともに 悲しみが くずれ落ちて 流れていく 虚しさを 埋めるよう 飲み干す ハイボール 乾いた風に 身をゆだねていけば 叶わない愛が 星に流れていく 氷の破片 きらきらと 氷を 揺らして グラスを 輝かせていく
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足早に 月日が移りゆく さまよってなんか いない ついていけないんだ 世の中の 温度差に 宙ぶらりんで 手足だって 動かないし 身動きが とれない 伏せた心 解き放すために 月の種から 芽がでて 黄色い花が 咲きはじめたのなら 三日月と 握手をしよう そのときは なにかが 変わるだろう ありがとう... 続きをみる
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誰もが信じていない 夜に虹がかかるなんて 現実を 知りつくして 夢が狼狽える はかない街は 人工の輝きを増して 洗脳で 埋め尽くされた ビルの吐息に ひとが消えていく 夢は どこにあるの 見失った 悲しみの果ての 夜の空に 虹がかかる 涙の奥に 優しさと ぬくもりを 届けに あなたのもとへ
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もしも フレッシュでいたいなら トマトのままでいい もしも 艶を出したいのなら ビールを 加えて カクテルの似合う 大人になるの
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目を閉じれば ラベンダーの香り 富良野の草原 よみがえる それは 遠い過去 辛い歴史 乗り越えて 自然の花たちは なにも語らず なにも裏切らず たえず 私たちを 見守りつづけている 眠りにつきたい パープルハート ラベンダーの香り 抱きしめて
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愛は嘘っぱち 形もなく 見えもしない 言葉巧みに 惑わされるだけ マジシャンが つかう手口は 誰にも 見破られないもの 駆け引きに 応じるかは 自分次第 負けたら つぶされて 消えるだけ 愛は嘘
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波の音 忘れたわけでは なかったのだけれど 耳もとで感じているのは 蒼い海のつぶやき 白い雲は 空を泳いで 夏の知らせを すりこんでいく カレンダーの 数字の一文字 8 8 8 知らず 知らずのうちに 流されて 夏の途中を 彷徨っている 蝉の嘆き 素直に 受けとめて しまいましょう 知らず 知らず... 続きをみる
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ちかくで 蝉の声が 聞こえた 今年は はじめてで 梅雨さえ 明けてないはず ミンミン蝉の声 小雨降るなか 心に 川のせせらぎのよう 響いてくる 君の声が ありふれた蝉 今年は 美しい コロナに巻かれ 身動きができそうにもない 君の声は 嬉しかった 心に安らぎさえ あたえてくれた
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雨しずく 形をとどめず 地面に消える 雨はひと あたらしい粒 生まれては はかなく くずれおちる ビニール傘に 何億もの雨がはじけ 時空を消していく 昨日も雨 今日も雨 明日も雨 雨が憎い